バレンタインに花と本を贈る

バレンタインと言えば思いを寄せる方やこれまでお世話になった方にチョコレートをプレゼントするものだと思ってしまいがちですが、実はそのような習慣のある国は少数で、国によって様々な品物をプレゼントする習慣があります。例えばヨーロッパ諸国にあるのが花と本を贈る習慣で、恋愛関係など特別なものだけではなく性別を問わず友人や知人、家族などフランクな関係性の方にも贈ることがありました。花は相手が好きな品種のほか、誕生日や出生にゆかりのあるもの、花言葉にちなんで相手への想いを伝えるなどの手法があり、本は好きなジャンルだけではなく、学生さんには参考書を贈ったり、年長者の方には実用書や新書などを贈ることもあります。チョコレートならば食べてしまえばそれで無くなってしまうという一過性のものに過ぎませんが、花はドライフラワーなどにすることでいつまでも保存でき、本も蔵書にすることができます。
また、読書をすることで小説の世界に没頭して楽しんだり、勉強をして新たな知識を学べるなど自己を高めるために役立てることも可能です。このような流れを受けて日本国内でも、バレンタインにはチョコレートの他に何か一品を添えてプレゼントする方も増えています。特に意中の相手がいる方の場合は、その一品の選び方次第でワンポイントのインパクトを与えることが可能となり、競争相手がいる場合にはアドバンテージを得ることも夢ではありません。ひと工夫をしてこれまでとは少し違ったバレンタインを演出するのも一考です。
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